ヴィンテージビルの一室、隠れ家のような靴工房。

床はヘリンボーン柄のウッドフロア、アンティークのレザーソファや椅子など、英国的な雰囲気に、インダストリアルなテイストの照明やラックなど「工房」的な要素が組み合わされている。

ビスポーク靴職人・白樫徹哉氏がアトリエを移転。

先般『ユニオンワークス 横浜店』がオープンしたことで俄然注目を集めている横浜山下町のインペリアルビル。そこにまた新たなアトリエ&ショップがオープンした。カントリーブーツを中心にビスポークの靴づくりを行うことで知られている靴職人・白樫徹哉氏。これまでは相模原に仕事場を構えていたが、3月にこのヴィンテージビルに軒を連ねるメンバーのひとりに。隠れ家のような5坪ほどの一室には、ビルの雰囲気を活かすような、シンプルなアンティークの家具が設えられ、靴づくりに集中できるのと同時に、顧客も訪問しやすい、適度な緊張感がある空間に仕上がっている。

ブーツの木型の上にテープを貼って、パターンメイキングを行う。くるぶしまである木型は、この工房では日常の光景である。
白樫達哉氏。作業ベンチの上にきちんと並べられたコテ類に、氏の几帳面な仕事が窺える。

T. Shirakashi Bootmaker
神奈川県横浜市中区山下町 25-2 インペリアルビル 504A
shirakashi.jp
mail: sales@shirakashi.jp
要予約


photographs_Hirotaka Hashimoto
text_Yukihiro Sugawara
○雑誌『LAST』isuue.18 「LASTupdate18 7 ヴィンテージビルの一室、隠れ家のような靴工房。」より抜粋。

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