1946年に、既に靴職人として活動していたエンリコ・ボリーニ氏が、自身のシューズビジネスをスタート。1950年にはミラノ郊外のカンタルーポに工房を設立、ʼ90年代には甥のイルデブランド氏が事業を継承し、さらに現在では彼の甥のエンリコが経営を行うなど、今日まで家族経営で靴づくりを行っている。
少人数の職人たちにより、手仕事を駆使して生み出される靴は、ステッチワークや革の色遣いなどにオーガニックなタッチが盛り込まれていて、イタリアらしい美意識が反映されている。
その一方で靴のスタイルに関しては幅広いバリエーションで展開。靴づくりに対するアグレッシブな姿勢もまた感じられる。それは実に現代的なイタリアンクラシックへのアプローチともいえるだろう。
家族経営での靴づくり 現代的なイタリアンクラシック

ノルヴェジェーゼのステッチが印象的なチャッカブーツ。ヴィブラム社のガムライトソールを採用して、クラシックな雰囲気と現代性を巧みにミックスしている。¥80,000

ノルヴェジェーゼのステッチを配したタッセルスリップオン。トウ周辺が角張ったモカステッチが、クラシックかつ華やかな印象だ。アンティークな仕上げも美しい。¥80,000

カーキスエードのアッパーに、ホワイトカラーのクロコダイルのストラップ&バックルを配したスリップオン。大胆な意匠と繊細な素材感のミックスが印象的。¥80,000

ブラックスエードのローファー。マッケイ製法を採用して、軽快な履き心地を実現している。シンプルなヴァンストラップがドレス感をもたらしている。¥55,000

シュリンクした表面が印象的な「ラマカーフ」は、イタリアではよく使われる革。アーシーな雰囲気のアッパーと、斬新なダブルバックルの組み合わせが個性的だ。¥55,000
photographs_Takao Ohta
〇 雑誌『LAST』 issue.11 より
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