三越伊勢丹と日本デザインセンターがD2C向けソリューション提供の協業施策「グッドマインドプロジェクト」を開始

三越伊勢丹ビジネスソリューション事業部×日本デザインセンターの「グッドマインドプロジェクト」。ビジネスの力×デザインの力で、社会をよりよい方向へ

上場企業など1,000以上の法人顧客を持つ、株式会社三越伊勢丹のビジネスソリューション事業部(以下BS事業部)と、1959年創業のデザイン制作会社である株式会社日本デザインセンター(以下NDC)は、ビジネス構想力とデザイン・企画力の融合と高度化を通じて、さまざまな企業の課題解決をめざした協業事業「GOOD MIND PROJECT(グッドマインドプロジェクト)」を展開していく。

このプロジェクトは、百貨店事業の他に、建装・物流・人材サービス・情報システム・旅行・金融など、分野の幅広いグループネットワークを持つBS事業部と、アートディレクター・ WEB デザイナー・プランナー・コピーライター・フォトグラファー・映像ディレクターなど多くのクリエイターが所属するNDCによるD2C企業向けのオープンイノベーションの場となる。よりよい社会をつくろうという誠実な心=グッドマインドでつながる企業をパートナーとして迎え、ブランド・新製品開発や流通支援のソリューションを提供しながら、サスティナブルな視点を取り入れた持続可能なビジネスを目指していく。

取り組みの背景と目的

企業が向き合うべき課題は、本業を通じた社会課題の解決やSDGsへの貢献等も事業の中で重要な位置付けとなり、また、近年のデザインは、ブランドや商品を理想的に表現することから、社会課題の本質や解決のアイデアを分かりやすく可視化する力が期待され、ブランディングや製品等の企画段階において、その価値は高まっている。

グッドマインドプロジェクトでは「今、ビジネスとデザインに求められるものは何か?」の答えの一つとして、百貨店がもつリソース(グループネットワーク、販売ノウハウ、販路等)とデザインの持つ力を掛け合わせ、売る場を持たないD2C企業に対して、共創型ソリューションを提供し、持続可能なビジネス展開を目指す。

2021年4月から、三越伊勢丹は、彩りある豊かな未来へ向けて「想像力を働かせ、真摯に考えることからスタートする」という想いを込めた「think good」という合言葉のもと、サスティナビリティ活動に取り組んでおり、共創型の取組であるこのプロジェクトもその考えに基づいている。

今後予定しているプロジェクト

「グッドマインドプロジェクト」では、幅広くさまざまな分野の企業と協業していくことを考えている。防災用品メーカーと取り組む、日常生活にもっと浸透する防災グッズの開発、住宅のリノベーションや廃材のアップサイクルと連動した新しいライフスタイル提案、100年以上の歴史と高い技術を持つ家具工場のブランド化推進、フードロス対策や生産者支援につながる取り組みなど、一つでも多くの社会課題に、ビジネスとデザインの力を活かして応えていく予定だ。

プレミアムフードデリバリーサービス「QG DISH(キュージィ ディッシュ)」は事業構想からブランディング、運営まで
ギグワークス株式会社と共に、2022年3月中旬のオープンをめざしているフードデリバリーサービス「 QG DISH(キュージィ ディッシュ)」。高感度上質市場をターゲットにするこのサービスはコロナ禍で深刻なダメージを受けている飲食業界やホテル業界の支援と共に、宅配サービスを通じたギグワーカーの地位向上を目的としている。
この取り組みでは、有名店や五つ星ホテルとのネットワークを持ち、富裕層ニーズを熟知する三越伊勢丹のグループネットワークを活かしたビジネス構想力と日本デザインセンターのデザイン力により、提携店の契約、ブランディング、WEBサイト、デリバリーカー・ユニフォームのプロデュース、スタッフの教育など、総合的に取り組んでいく。昨年末にはトライアルとして、伊勢丹新宿店で取り扱うおせち12ブランド、17種類の予約配送を実施。デリバリースタッフや顧客の反応を検証し、サービス向上に役立てていく。

GOOD MIND PROJECT」実施企業

株式会社三越伊勢丹 ビジネスソリューション事業部
上場企業等を中心とした約1,000以上の法人クライアントに寄り添い、三越伊勢丹の強み(暖簾・グループリソース)を活かした高品質・高付加価値なサービス提供を行っている。クライアントやパートナーと共に、社会やクライアント自身の課題解決を通じて、豊かな社会・未来の共創を目指している。
https://www.imhds.co.jp/biz-solution

株式会社日本デザインセンター
1959年創業のデザイン制作会社。日本のデザインの発展と質的水準の向上を図る組織として、亀倉雄策、原弘、山城隆一、永井一正、梶祐輔らのクリエイターにより創立。グラフィック、サイン計画、展覧会のプロデュース、プロダクト、Web、映像など、多様な領域を横断してデザイン・クリエイション活動を展開。「本質を見極め、可視化する」VISUALIZEという技術により、最高の経営資源の形成に寄与することを志向している。
https://www.ndc.co.jp

information contact
株式会社三越伊勢丹
MD統括部 マーケティンググループ MD計画部 広報・PR担当
tel:03-3225-2474


『ISETAN靴博2021』でホーウィン・レザーを大フィーチャー。その魅力とは?
アメリカ・シカゴに本社とファクトリーを持つ『ホーウィン』は、日本においては希少なコードヴァンを手がけるタンナー(製革業者)として広く知られた存在。「確かにシェル・コードヴァンはホーウィンにとって重要なレザーですが、実は同社の革生産の大半はスポーツ関連の革なんです」。このように語るのは、日本で『ホーウィン』レザーのショールームを運営するJ・ダラス・パイルさん。実はアメリカンフットボールやバスケットボール用の革、野球グローブの革などが、『ホーウィン』の生産量の7割を占めるそう。「そんなホーウィン・レザーの様々な顔や魅力をもっと多くの方に知っていただきたい、というのが今回のISETAN靴博でのホーウィン企画です」とダラスさん。100年以上前から同様の製法でつくられているオイリーでタフな質感の「クロムエクセル」、珍しいマーブルカラーのシェル・コードヴァン、野球グローブに使われる「グランドスラム」といった革を使った別注モデルが展開されます。また、ダラスさんのディレクションによる個性的なシューズメーカーも、今回靴博に多数参加。ラギッドな魅力を備えたブーツやシューズと、多彩な表情のレザーとの組み合わせが実に新鮮です。
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