『TOD’S(トッズ)』から「ノーコード」と題する写真集が発売

『トッズ』よりフォトエッセイ「シリコンバレー ノーコード ライフ」が発売

『トッズ』より、「シリコンバレー ノーコード ライフ」(リッツォーリ社)と題するフォトエッセイが発売された。社会の変革を捉えて、それに適した製品を開発しリリースしてきたトッズのクリエイティブ・プロジェクト「トッズ ノーコード」。本プロジェクトでは、フットウェア以外にも、四輪駆動車のデザインやフォーリサローネでの展示などにも取り組んできた。


写真集はトッズの店舗では扱わないが、一般書店(洋書取扱店)にて販売される。

今回はトッズより、写真家のラマク・ファゼル氏に依頼。ファゼル氏は、実際の地名としては存在しない場所「シリコンバレー」の実像を探るプロジェクトを2019年末より行っており、奇しくもパンデミック前の取材旅行となったが、その後シリコンバレーは大きな変化を迎えることになる。その転換期前の姿を捉えた、後世にも大きな意味を残すであろう一冊となっている。

このプロジェクトの発端は、同ブランドの経営者であるディエゴ・デッラ・ヴァッレ氏による一つの疑問「シリコンバレーは我々のことを全て把握しているのに、我々はシリコンバレーのことを何も知らない」という疑念から生まれた。一般的な抱かれているイメージとは異なる真のシリコンバレーの生活・姿をファゼル氏がフィルムに焼き付けている。

毎日、夜明け前からロゴのないバスの隊列が サンフランシスコから何千人もの労働者をシリコンバレーのテック・キャンパスがある南へと運んで いる。また「テック・バス」の車内設備は社員たちが移動中に仕事ができるように整備されている。

トッズ公式サイトでの特設ページは以下から閲覧できる。
nocode.tods.com/siliconvalley

ラマク・ファゼル氏 プロフィール

ラマク・ファゼルは1965年にイランのアバダンで生まれ、テヘラン、ユタ州、 インディアナ州で育った。パデュー大学で機械工学の修士号と理学士号を 取得後、ニューヨークに移りグラフィックデザインと写真を学び、現在は ニューヨークとカリフォルニア州クレモントを拠点に活動中。地学的変異による影響と文化的アイデンティティにおける内在する矛盾が、ラマク・ファゼルの文化制作の中心テーマである。写真やインスタレーションの伝統に従い、またその周辺で、そして時には伝統に抗いながら、土地や場所から影響を受けた個人、また影響の表現媒体としての個人という観念を検証しながら活動を行っている。2008年には「49 State Capitols」と題した自身のプロジェクトで、49州の州議事堂を巡るフォトエッセイをニューヨーク市のストアフロント美術・建築ギャラリーで 発表し、現在進行中のプロジェクト「The Business of People」のインスタレーションが2014年ヴェネチア・ビエンナーレで開催された第14回国際建築展のモンディタリア部門で展示された。

information contact
トッズジャパン株式会社
tel: 0120-102-578

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