黒くないカルマンソロジー。

「CALMANTHOLOGY」 ブランドサイトにて、店頭未展開のカラーを展開。あわせて全シーズンの在庫拡充と、サイズ交換回数を制限なく。

 2018年よりスタートした、デザイナー&ディレクター金子真氏のシューズブランド『CALMANTHOLOGY(カルマンソロジー)』。ウジェーヌ・アジェの写真をインスピレーションソースに、黒を基調として、今日的な存在感も備えたクラシックメンズシューズとして人気を博している。

 現在『カルマンソロジー』はセレクトショップ等での取り扱いや、期間を区切って各地で行われるポップアップストアなどで展開されているが、その一方でブランドサイトにて独自に靴の販売も行なっている。現在そのサイトにて、ファーストシーズン時に限定生産として製品化されていた、黒以外の店頭未展開カラーの靴を取り扱っている。『カルマンソロジー』では基本的には一部別注品などを除き一貫して黒い靴のみの展開しているため、今後生産予定のないカラーのモデルを手に入れることが出来るのが魅力だ。

 例えば、LAST 18にて「サステイナブルな靴」として紹介したダブルウェルトのロングウィングチップ「A918」も、ダークブラウンのレザーをアッパーに使うことで、通常の同モデルのイメージとは大きく異なる雰囲気になっている。

 さらに、新型コロナウイルス流行に起因する昨今の社会状況に応えて、『カルマンソロジー』ブランドサイトでは、全シーズン展開モデルの在庫拡充を行うとともに、顧客がより安心してショッピングができるよう、購入の際のサイズ交換回数を制限なく受けることにしたという。ウイルス流行後の「ニュー・ノーマル」といった言葉も囁かれる中で、こうした方法は靴との出合い方のひとつとして、定着するかもしれない。

A918 LONG WING TIP
ダークブラウンカラーが、このスタイルが持つカジュアル感や、カントリー感をより際立たせるようだ。ナチュラルカラーのコットンやリネン、また冬にはツイードやコーデュロイといった素材と相性が良さそうだ。展開サイズは6.5、7、7.5、8、8.5。¥92,000(税別)

A6534 BALMORAL CAP TOE
つま先に向けて自然にナローなラウンドトウとなっているラストNO.1500を使った6アイレットのキャップトウオックスフォード。最低限のディテールゆえに、ダークブラウンカラーの革の表情がより楽しめる。展開サイズは6.5、7、7.5、8、8.5。¥92,000(税別)

A360 BUTTON BOOTS
コニャックカラーのスムースレザーとベージュカラーのスエードをコンビ使いしたグランパ(ボタンド)ブーツ。ブラックカラーのモデル以上に、このスタイルが本来持っているヴィンテージ感が強く伝わる。展開サイズは6.5、7、7.5、8、8.5。¥140,000(税別)

※上記以外にも、黒以外のカラーのモデルが展開されている。

問い合わせ先
CALMANTHOLOGY(カルマンソロジー)
https://calmanthology.com


text_Yukihiro Sugawara

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