ライフスタイルの変化や時代の経過の中で、変わることなく輝き放ち続ける靴。そんな現代のマスターピースをピックアップした。
MAGNANNI
22559
職人性を感じさせる巧みなディテール。
1954年、スペイン・アルマンサで創業したシューズメーカーのブランド『マグナーニ』。1990年代にアメリカンマーケットで製甲を収め、世界的に知られるシューズブランドとなった。日本でもロングノーズのシルエットの靴で知られているが、同ブランドのアイコンスタイルが、「オンパカ」を採用した「アルティザーノ」シリーズ。ウエスト部分などで縫い合わせるこの仕様は、イタリアのハンドメイドシューズなどで行われている同製法を部分的に取り入れたもの、機能的な必然性はそこまで高くはないが、アルチザン的アプローチをマシンメイドの靴づくりに、視覚的にもわかりやすく取り入れたという点では画期的な存在といえるだろう。構造そのものはボロネーゼ製法で、履き心地が比較的ソフトなのも特徴だ。
Data | |
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ブランド | マグナーニ |
モデル | 22559 |
展開アッパー | カーフ(ダークブルー、ダークワイン) |
ソール | オパンカ、ハーフラバーソール |
展開サイズ | 38〜43 |
価格 | ¥69,000〜 |
information contact
オークニジャパン tel.0800-111-0677
photographs_Takao Ohta
styling_Tomohiro Saito
text_Yukihiro Sugawara
○雑誌『LAST』 issue.17 「現代のベーシックを再考する。」より抜粋。