『SCOTCH GRAIN(スコッチグレイン)』が手がけるエクスクルーシヴな靴

1964年の創業以来、グッドイヤーウェルテッド製法による、メイド・イン・ジャパンの靴づくりを堅持してきたヒロカワ製靴のブランド 『スコッチグレイン』。廣川社長自らが現地に赴き吟味している素材と、しっかりとしたつくりには定評がある。

オーセンティックなスタイルが多いブランドであるが、2017年には銀座・大阪・ecute上野・東京スカイツリーソラマチの直営4店舗にて、ショップスタッフの発案によるスペシャルモデルの展開をスタートさせた。

ジャパン・メイドの雄「スコッチ グレイン」のコンビカラースペシャルモデル

まずは、ネイビー &ホワイトのコンビネーションカラーを配した2モデル。アッパーに採用されたのは仏アノネイ社のアンティークカーフ「ベガノ」と国産・姫路の「白」でのコンビネーションを配して、ソールにはトスカーナ産ベンズの革底とコルクを混ぜたラバーソールを使うなど、素材にはひときわこだわっている。

華やかなスタイルの一方で、木型はオーソドックスなラウンドトウタイプを使用して、その結果生み出されるクラシックな雰囲気が実に魅力的な個性となっている。

Full Brogue No.1745
スマートなラウンドトウのラスト「TN20」を使ったフルブローグ。オーセンティックなトウシェイプとコンビカラーの組み合わせがクラシックだ。トップゴムレザーソール。 ▷¥42,000
Apron Front No.1749
エプロン部にホワイトカラーを配したエプロンフロントダービーには、重厚なソールでカジュアル感を演出している。ラストは廣川社長が最初に削った「PH30」。 ▷¥42,000
スコッチグレインのイニシャル「SG」を配したオリジナルのラバーソール。コルクを練り込んだソール自体はクラシックなものだが、その一方で雨天時のグリップ性が高まるという機能性も有している。

information contact
スコッチグレイン銀座本店
tel:03-3543-4192

photographs_Takao Ohta
〇 雑誌『LAST』 issue.12 より