修理工房を併設。『ジョンロブ 日本橋髙島屋S.C. 本館 2F』の奥行きのある対応。

店舗に設えられた修理工房。オープンな様相を見せ、 防音もしっかりしている。「安心してお客様がお越しいただけるお店にしたい」 と店長が語る通り、さまざまな相談に丁寧に対応してくれる。

[『LAST』issue.16(2019年4月)初出]


店内に修理工房が併設された『ジョンロブ 日本橋髙島屋S.C. 店』

2019年2月にオープンした日本橋髙島屋2階のジョンロブ。創業者ジョン・ロブ氏の故郷である英国・コーンウォールの岩から着想した、ブランドサインまわりの壁面や、表面にオーガニックな凹凸をつけた靴をディスプレイするための棚など、野趣ともいえそうな質感が随所に盛り込まれているのが興味深い。

このショップ最大の特徴は、店内に修理工房が併設されていること。純正のパーツを使った、熟練職人による修理作業を、あたかもオープンキッチンのように見ることができる。ちなみに修理は全て預かりで、ヒールの修理で2週間、オールソールで3〜4週間ほど。「安心してお客様がお越しいただけるお店にしたい」と語る高柳充宏店長。その言葉通り、顧客のライフスタイルに合わせた靴の選択から、デイリーケア、さらには修理まで、すべてを担う奥行きある対応となっている。

ブランドロゴを配しているのは、コーンウォールの岩を連想させる壁面。落ち着いた、それでいて強い存在感がある。
繊細な革を使っている同ブランドの靴にあわせたケアも、預かりで行なう。レギュラーシャインで¥1,100(納期1週間)、ハイシャインで¥3,300 ~(納期10日から2週間)。
ラバーソールなど純正パーツで修理を行う。オールソールで¥33,000~(納期は3~4週間)、ヒールは¥8,800(納期2週間程度)。

この店舗では、ジョンロブで現在展開されている「プレステージ」と「クラシック」ラインの全てが揃うほか(一部取り寄せ対応)、30%のアップチャージ(2021年7月1日より20%)でサイズやウィズ、素材と色、そしてスタイルなどをオーダーできる「バイリクエスト」も可能だ。さらにビスポークもスタートした。また、メンズだけでなく、ウィメンズシューズもしっかり展開されている。

英国らしさを感じさせるヘリンボーンの床に、深いブラウンカラーの壁面と、そこから張り出した棚。落ち着いた質感とミニマルなデザインが組み合わされている。
店の外装に配された格子が、柔らかな影を生み出す。靴が載った棚板の凹凸が独特な印象を生む。 
ウィメンズシューズも揃っている。

shop information
『ジョンロブ 日本橋髙島屋S.C. 本館 2F』
住所 : 東京都中央区日本橋2-4-1 日本橋髙島屋S.C. 本館 2F
電話 : 03-3211-4111(代表)
営業 : 10:30~19:30 

photographs_Hirotaka Hashimoto

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