ライフスタイルの変化や時代の経過の中で、変わることなく輝き放ち続ける靴。そんな現代のマスターピースをピックアップした。
TOD’S
GOMMINO
イタリアが生んだマスターピース。
もともとシューズメーカーを営む一族だったデッラ・ヴァッレ家の3代目、ディエゴ・デッラ・ヴァッレ氏が1970年代にスタートしたブランド。現在はメンズシューズに限らず、ウィメンズシューズ、レザーグッズからアパレルまで幅広く展開する総合ブランドだが、その名を世に知らしめ、いまもなお同ブランドを代表するのが、「ゴンミーニ」と呼ばれる底にゴムのペブル(突起)が配されたモカシンスタイルの靴である。デッラ・ヴァッレ氏が1950年代のドライヴィングシューズから着想したともいわれるこの靴は、ミニマムな構造と、ハンドワークのディテールを持ち、ラグジュアリーかつリラックスできるカジュアルシューズとして、セレブリティを中心に広く支持されたのだった。さまざまな靴が登場している今日においても、その独創性は色褪せない。
Data | |
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ブランド | トッズ |
モデル | ゴンミーニ |
展開アッパー | スエード(グレー、ボルドー、コニャック、ダークグリーン、ブラック、レッド、ブラウン、ブルー、ベージュ、イエローほか) |
ソール | モカシン製法、ラバーペブルソール |
展開サイズ | 5〜9M |
価格 | ¥59,000〜 |
information contact
トッズ・ジャパン tel.0120-102-578
photographs_Takao Ohta
styling_Tomohiro Saito
text_Yukihiro Sugawara
○雑誌『LAST』 issue.17 「現代のベーシックを再考する。」より抜粋。