軽い履き心地とタフな革の組み合わせで「チューニング」する。『グレンストック』五宝賢太郎氏の靴の再生・最適化。
オーダーメイドの靴からスニーカーまで、さまざまな靴づくりを手がける傍ら、靴修理も行う『グレンストック』の五宝賢太郎さん。彼のもとには2足の靴を持ち込んだ。1足目は日本の靴メーカーのチロリアンシューズ。「どういう感じに変えたいですか」との問いに、もう少し履きやすく、でもチロリアンらしさは活かしたいと回答。
話題が某ブランドのチロリアンに及んだところで、「実は」と五宝さんが切り出したのは、実験的に手がけている、害獣として屠畜されたイノシシ皮の鞣しについて。自社で革の鞣しを手がけていること自体驚きだが、その毛付きの革を使うことができるという。アザラシやヘアカーフとは一線を画す質感になるかもと早速依頼。
仕上がった靴は、五宝さんが「チューニング」と呼ぶ、EVAなどを構造に取り入れて歩きやすさを実現したソールに、イノシシヘアレザーをエプロン部に使用。アッパーは硬い質感だが、馴染ませるのが楽しみだ。
【GUIDANCE(説明)】
【PROCESS(工程)】
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shop information
『グレンストック 六本木店』
住所:東京都港区六本木5-16-19
電話:03-6277-7129
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