「Beyond Heritage」ヘリテージ、その先に。

LANVIN
ハイブリッドなスタイルは都会的な雰囲気。サルトリアルで伝統的なスタイルとモダニティの融合を目指したという今季のコレクションが窺える靴。クラシックなチロリアンシューズのスタイルに、どこかメカニカルな雰囲気を備えたソールが組み合わされている。アッパーにはマットな質感のブラックレザーが採用され、都会的な印象。税込¥133,100(ランバン ジャパンtel.03-4500-6172)
JIL SANDER
ミニマルで存在感あるバランス。オーセンティックなキャンバススニーカーのスタイルでありながら、過剰なほどのボリュームのソールを配することで、新鮮で際立った存在感を生み出している。その一方でその見た目を裏切るように、履き心地は実に軽快だ。税込¥85,800(オンワードグローバルファッション tel.0120-919-256)
DRIES VAN NOTEN
スクエアトウが映えるスタイル。幅広のスクエアトウとパイピング付きのエプロンフロントのスタイル、そして存在感あるコバが生み出すレトロな雰囲気が、いままた新鮮に感じる。レッド×ホワイトコンビカラーのアッパー素材は、パイソン柄を型押ししたレザー。こうした素材選びには現代性を感じる。ソールはラバーソール。税込¥108,900(ドリス ヴァン ノッテン tel.03-6820-8104)
Maison Margiela
構造を再考させる独自のアプローチ。メゾンの新アイコンスニーカー「レトロ フィット」は、回顧のコンセプトを具現化したむき出しのスポンジや経年変化したような加工が特徴。ヘリテージ感と同時にどこか因習打破の姿勢も感じさせる。税込¥154,000(メソン マルジェラ トウキョウ tel.03-5725-2414)
Christian Louboutin
レトロインテリアから発想された靴。1970年代のインテリアデザインから着想されたという、さまざまなプリントファブリックがパッチワークされたアッパーのアンクルブーツ。ヴィヴィッドな色や大胆な柄を配しながらも、どこか上品な雰囲気を生み出している。ソールはアイコニックな赤を配したクレープソール。税込¥159,500(クリスチャン ルブタン ジャパンtel.03-6804-2855)
THOM BROWNE
アクティブとドレスのハイブリッド。スキーブーツスタイルのハイカットブーツは、あえてスマートなラストを採用することで、ドレスとカジュアルが入り混じった独特の雰囲気を生み出している。アッパーにはスコッチグレインレザーを使用。履き口のパッド部には同ブランドらしいはっきりとした色が配されている。税込¥166,100(トム ブラウン 青山 tel.03-5774-4668)
GIUSEPPE ZANOTTI
シンプルなスタイルに装飾性ある素材づかい。最近注目されつつあるベルジャンシューズスタイルのスリップオン。アッパーには全体に幾何学柄が配された、ブラックカラーのヴェルヴェットが使われ、光の方向によって表情の変化が楽しめる。ヴァンプ部にはブランドイニシャルのオーナメントが配されている。税込¥128,700(Pred PR tel.03-5428-64
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JIMMY CHOO
英国らしさ漂うトウシェイプ。リボンの代わりにサテンファブリックをヴァンプストラップのように配した、シャイニーカーフのオペラパンプス。ローファーを思わせるスタイルが適度なカジュアル感をもたらしている。幅広のスクエアトウが英国的な雰囲気を醸し出し、同ブランドのオリジンを連想させる。税込¥104,500(ジミー チュウ tel.03-5413-1200)

photographs_Takao Ohta, styling_Tomohiro Saito
〇 雑誌『LAST』 issue.15 より

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