抜群の活動性を実現しているマドラスのビジネスシューズ
その流麗な存在感で、時代を彩ってきた『マドラス』の靴。同ブランドにおけるマスターピースとしてまず挙げられるのが、マッケイ製法によるドレスシューズだろう。「M411」はスマートなトウシェイプで、心地よい足入れ感を実現する木型を採用。アッパーにハンドフィニッシュ調のキップレザーを使う一方、中底には低反発素材、ソールには軽量ラバーを採用して、クラシックな靴に現代的な使い勝手を加えている。
さらに近年同社が注力しているのが、「GORE-TEX SURROUND®」を搭載したビジネスシューズ。こちらはアッパーには撥水レザー、中底にはクッション材「OrthoLite」を採用して、抜群の活動性を実現している。『マドラス』の今を象徴する靴といえるだろう。
ラウンドトウのキャップトウオックスフォードは、GORE-TEX SURROUND®を搭載。アッパーはオランダ原皮の撥水レザー、中底のクッション材にはスポーツ系のスニーカーにも使われる「OrthoLite」を使用し、さらに靴内部に防臭・抗菌・防カビ機能素材「NEW FINE Plus」を採用。ベーシックなスタイルながら高機能なフットウェアになっている。ブラックとブラウンの2色展開。▷ ¥35,200
より楽しみやすい、オーダーメイド「マドラスオーダーシューズシステム」が登場
「MOSS(madras order shoes system)」とは、長年にわたって培われた同社の靴づくりの技術をベースとして、お客様が求めるオリジナルの靴を受注生産するシステム。カウンセリングと足の採寸をもとに木型を選び、さらにアッパーのデザインや素材、ソールの仕様などさまざまなオプションを選んでオーダーする。
このたび、その「MOSS」をよりシンプルに味わえる「MOSS Presto」が登場。チゼルトウのドレッシーなオックスフォードスタイルと、ラウンドトウのカジュアルなダービースタイル、どちらかの靴を選び、足に合ったサイズとウィズ、アッパー素材や色、マッケイかグッドイヤーウェルトいずれかの製法、ソールなどを選ぶシステムだ。スタイルをある程度絞って提案することで、よりわかりやすく、気軽にオーダーメイドが楽しめる形になっている。上の写真はオーダーのサンプル。それぞれが異なる個性に仕上がっているのが驚きだ。
MOSS Presto
『マドラス』の直営店で展開を開始した「MOSS Presto」。チゼルトウのオックスフォードとラウンドトウのダービーの2モデルによるパターンオーダーだ。上段右はグッドイヤーウェルト製法でレザーソール、上段左はマッケイ製法でラバー&レザーのソール仕様。アッパーは内羽根であればホールカットなども可能で、表ハトメのアイレットなども選択できる。下段はともにグッドイヤーウェルト製法でヴィブラムソールを採用しているが、ソールカラーやアッパーデザイン、そしてアッパーの革の違いで大きく印象が異なる。納期などはスタイルや製法、革の選択などで異なるが、最短で2週間程度。価格も仕様により変わる。
photographs_Takao Ohta
〇 LAST issue22 より
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