靴を長持ちさせるために不可欠のアイテム・シューツリー(シューキーパー)
革靴は履いていくうちに、足の形や動きに沿ってアッパー表面にシワがより、ソール(底面)はつま先に向けて反っていく。それは靴が足に合っていく過程といえるが、そのまま放置していると、過度に深いシワや型崩れに繋がることがある。シワを適度に伸ばし、元の形状を保つのに有効なのが、シューツリー(シューキーパー)である。ジャケットが型崩れしないように掛けるハンガーの靴版だ。
このシューツリー選びで重要な点は、「強くしすぎない」こと。シワを伸ばそうと、体積が大きいものや、バネで強いテンションをかけるようなシューツリーを入れてしまうと、それこそ型崩れの原因となってしまう。あくまでその靴の形状に合った、適度なフィット感のものを選びたい。さらに木製のシューツリーには、靴内部の湿気を減らす効果も期待できる。靴を脱いだら、そのまま一晩おいて、翌朝シューツリーを入れた後さらに1〜2日休ませると効果的だ。
photographs_Takao Ohta
〇 雑誌『LAST』issue.20/革靴のトリセツ より
information contact
ルボウ
tel:052-521-0028