ライフスタイルの変化や時代の経過の中で、変わることなく輝き放ち続ける靴。そんな現代のマスターピースをピックアップした。
EDWARD GREEN
DOVER
クラフツマンシップとカジュアルなスタイル。
フランス・リモージュ近郊で創業した靴工房は、創業者の息子ユージェーヌ・ブランシャール氏がアメリカにてグッドイヤーウェルテッドを学んだことで、近代的シューズメーカーへと発展する。さらにパリにて社交界の紳士ヴィアール氏と出会い、『ジェイエムウエストン』がスタート。1922年にパリに1号店がオープンする。そして大戦後の1946年に発売されたのがこの「180」ローファーだった。この靴は、実存主義が席巻し、やがて五月革命へと向かうパリにおいて、「BandeduDrugstore ドラッグストアのギャング」と呼ばれる若者たちが、既存の権威に対する反発として履くように。ある時はユースカルチャーの象徴、またある時はクラスの必須アイテムなど、時代によってさまざまに受容され、現在までマスターピースであり続けている。
Data | |
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ブランド | エドワード グリーン |
モデル | ドーヴァー |
展開アッパー | カーフ(ブラック、ダークオーク、チェスナット) |
ソール | グッドイヤーウェルテッド製法、レザーソール |
展開サイズ | 5〜11 |
価格 | ¥187,000 |
information contact
エドワード グリーン 銀座店 tel. 03-3573-6055
photographs_Takao Ohta
styling_Tomohiro Saito
text_Yukihiro Sugawara
○雑誌『LAST』 issue.17 「現代のベーシックを再考する。」より抜粋。