『G.H. Bass & Co.(G.H. バス)』のローファー「Weejuns(ウィージャンズ)」

日本ではアイビールックに欠かせない靴として知られる。モカシン製法のベーシックモデルが2019年より日本で本格展開されている。

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サドルストラップ両端に「ビーフロール」と呼ばれるディテールがあるこのモデルは、ウィージャンズの代名詞的存在。インソールにはクッションが配されている。アンラインド。▷ ¥25,300(税込)

1876年にアメリカ・メイン州ウィルトンにて、ジョー・ヘンリー・バスによって設立された『G.H.バス』。創業以来アウトドアシューズやワークシューズを手がけていたが、その名が広く知られるようになったのは、ローファー「Weejuns(ウィージャンズ)」のヒットだった。

ノルウェーの農夫が履いていた同型の靴から着想され、モカシン製法によってつくられたこの靴は、「ノルウィージャン」をアレンジしてその名がつけられた。1950年代にはアイビーリーグの学生たちに支持され、当時はローファーという呼称より「ウィージャンズ」のほうが慣用句になるほどだった。そして日本でもアイビールックに欠かせない靴として広く知られるように。さらに1980年代にはマイケル・ジャクソンが愛用しているとして話題となった。

近年では世界的なアイビー&プレッピーリバイバルの中で存在感を高めていた『G.H.バス』。2019年より東京・青山の通称キラー通りに、同ブランド日本初の路面店となる「G.H. バス 青山店」は構えている。

G.H. バス社のアーカイヴより、1960年代に制作された女性向けの広告ヴィジュアル。秋の新学期にむけてカラフルなスコッチグレインレザーのウィージュンが提案されている。当時いかに学生に支持されていたか窺える資料だ。
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ペニーローファーといえばこのモデルを想起する人も多い、アイビーのマストアイテム。バーガンディカラーのガラスレザーはアンラ
インドで、履き込むうちに馴染んでくる。▷¥25,300(税込)
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1910年に発表されたアウトドアシューズ「Rangeley」の系譜を受け継ぐレンジャーモック。ミッドソールにはEVAを配してクッション性を高めている。アンラインド&ラバーソール。▷¥27,500(税込)
「G.H. バス 青山店」の外観(上)と内観(下)

shop information
G.H. Bass Aoyama
東京都渋谷区神宮前3-1-24 ソフトタウン青山1F
tel:03-5843-0777

photographs_Takao Ohta, styling_Tomohiro Saito
〇 雑誌『LAST』 issue.17 より

information contact
GMT
tel:03-5453-0033


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