アイコニックなモデルは今季パッチワークで。
同ブランドを代表するモデルのひとつ「アレッサンドロ」をベースに、文字をあしらった「スクリット」レザーをパッチワークで配したアッパーの「デムジュール」オックスフォード。スマートなスクエアトウのシルエットが、今また新鮮に映る。ブラックカラーのパティーヌが、靴全体に落ち着いた雰囲気をもたらしている。テーラードウェアとも相性が良さそうだ。¥308,000(ベルルッティ・インフォメーション・デスク tel.0120-203-718)
定番スタイルがよりロマンティックに。
細いレザーブレードを編んでつくられたアッパーが特徴。コンビカラーのホワイト部分は、編み方を変えて穴があいたメッシュ仕様になっている。ロングウィングチップのディテールもレザーブレードの編みで表現されていて、クレヨンで描いたような、どこか稚気を感じさせる雰囲気が魅力。グッドイヤーウェルテッド&ダブルソールで、つくりはしっかりしている。¥341,000(トム ブラウン青山 tel.03-5774-4668)
シンプル&リラックス、新鮮な存在感。
クリエイティブディレクターのクリストフ・ルメールとサラ=リン・トランが手掛け、“ 日常のために服をデザインする” ファッションハウスブランド。テーラリングへの造詣を感じさせながら、エフォートレスなシルエットのウェアを展開する同ブランドが手がけるシューズは、スエード素材を使い、クレープソールを採用した、リラックス感あるスリップオン。「ニューノーマル」という語を連想させるような存在感。¥71,000(SKWAT/LEMAIRE tel.03-6384-0237)
街に映えるエスパドリーユ。
スエードレザーのローファーとエスパドリーユを組み合わせたようなスリップオン。ソールのコンストラクションはインソールも含めて、リラックス感あるエスパドリーユのもの。その一方でアッパーはライニングを配したしっかりとしたつくりになっている。アウトソールはラバーで、都市のライフスタイルにおいても快適な着用感や使い勝手を実現している。¥75,900(セルジオ ロッシ カスタマーサービス tel.0570-016600)
足元を彩るポップなシャークソール。
サメの歯から着想されたというデザインのソールが印象的な「Summer Loubishark」。アッパー部分にはシルキーな光沢があるストラップやメッシュファブリック、ラバーなど異なる素材感を巧みに組み合わせて、スポーティなだけではない、ポップな存在感を生みだしている。リゾートからタウンまで、幅広くスタイリングのコアとして活躍しそうだ。 ¥121,000(クリスチャン ルブタン ジャパンtel.03-6804-2855)
ウォーホルのミューズをイメージした靴。
今季は1970年代から1990年代、モデル/ミュージシャン/女優として活躍したグレイス・ジョーンズをミューズとしてコレクションを展開。ポインテッドトウのダービーはその名も「GRACE」。ソフトシャイニーカーフの光沢感とツータイのミニマルなスタイル、そして鋭角的なトウシェイプの組み合わせが、グレイス・ジョーンズのエッジの利いた存在感を連想させる。¥121,000(ジミー チュウ tel.0120-013-700)
春夏こそ履きたい軽快なブーツ。
チロリアンスタイルのブーツは、キャメルカラーのスエードを使ったアッパーと、ホワイトカラーのラバーソールの組み合わせで軽快な印象。春夏のスタイリングでも違和感なく履けそうだ。ダブルステッチを配したウェルト部と厚底ソールで、今季らしいボリューム感を生み出している。カジュアルな服装の足元をシックにまとめる存在感。テッド ショートブーツ¥108,900(ピエール アルディ 東京 tel.03-6712-6809)
photographs_Toru Oshima, styling_Tomohiro Saito
〇 雑誌『LAST』 issue.20 より