『HEUGN(ユーゲン)』デザイナー 小山雅人が語る、パンツのシルエットと靴の存在感のバランス

「His way to dress」いま注目のデザイナーに、今季装いたい革靴と服の着こなしを伺った。

『HEUGN(ユーゲン)』デザイナー・小山雅人さんへ、革靴と服のスタイリングについて聞いた。

小山雅人氏 Profile
『HEUGN(ユーゲン)』デザイナー。ブランド名は日本語の「幽玄」に由来し、日本人ならではの美意識による、タイムレスなものづくりを志向。5シーズン目となる今季のコレクションテーマは「ELAN(仏語で活力の意)」、シンプルで男らしい仕立ての良さやクリーンで現代的な世界観を提示している。

「気張らずにラフに着こなす感じ」と語る小山さん。このようにセーターの中にスカーフを無造作に巻いたり、風がある日は襟を立てたり、シンプルなデザインゆえ使いこなしたい。

■今回のスタイリングについて
「ジャケット感覚で着用するブルゾンスタイル。これまで男性の装いの主役であったジャケットというアイテムから、ブルゾンに変えることで少しリラックスした印象へ。ただカジュアルなわけではない、きちんとしたスタイルを表現したいというのがポイントです。実際に着用する際には、気張らずにラフに着こなす感じで。襟を立てたり、タートルのネックや袖口などはラフな表情を付けて折り返すのもいいと思います」

J.M. WESTON
ウェアが全体的にカジュアルなこともあり、ラフになりすぎないよう、ドレスシューズメーカーによるボリューム感ある靴をセレクト。[ゴルフ トリプルソール #261]¥178,200(ジェイエムウエストン/ジェイエムウエストン 青山店 tel.03-6805-1691)

■選んだ靴について
「カジュアル感あるウェアが多いので、全体としてラフになりすぎないよう、ドレスシューズメーカーの靴の中からボリューム感あるモデルをセレクトしました。スタイリングしているのがワイドテーパードなパンツなので、ジャストレングスぐらいの丈で、少しボリューム感をもたせた靴は相性が良いと考えています」

■着こなしや組み合わせについて
「パンツの裾幅と丈の長さ、靴のボリューム感、これら3点のバランスについて気をつけています。例えば膝下ストレートタイプで裾幅が22センチ程度のパンツは、丈をジャストレングスにして、少しフラットなシューズを合わせるとエレガントな印象で色気のある足元が表現できます」

今回小山さんがおすすめした、コーディネイトアイテム

アンライニング、ウール素材の軽快なカバーオールジャケット。襟は立てたり、袖は折り返したりとラフに着てもらいたい、と小山さん。¥132,000
エクリュカラーのカシミア&ウール素材のニット。緩めのネックがリラックスした印象に。¥74,800(以上HEUGN/イデアス tel.03-6869-4279)
グリーン&ベージュのポリエステルのスカーフ(小山さん私物)
エクリュカラーの強撚コットンを使った2 アウトプリーツパンツ。ワイド&テーパードシルエットなので、丈はジャストレングスで。¥41,800

小山さんがガイドする、「靴とパンツの組み合わせ」。

ネイビーウールトロピカルの2インプリーツパンツ「Freddie」。『HEUGN』でも定番の膝下ストレート、裾幅21.5-22cm のパンツは、やや短めの丈にして、ドレスカジュアルな、スマートな靴と相性がいい。スエードの「SAGAN」スリップオン¥86,900(ボードイン&ランジ/ コロネット tel.03-5216-6521)
2アウトプリーツのパンツ「George」。ワタリ30cm で裾幅20cmというテーパードは、ボリューム感ある靴がお薦め。「CHAMBORD」¥77,000(パラブーツ/パラブーツ青山店 tel.03-5766-6688)
『HEUGN』ファーストシーズンからあるノープリーツのテーパードパンツ「Mick」。今季はバックサテンのウールギャバジンで展開。ポテッとしたプレーントウが好相性。「SHANNON」¥144,100[予定価格](チャーチ/チャーチ クライアントサービス tel.0120-80-1873)

photographs_Toru Oshima, styling_Tomohiro Saito
〇 LAST issue21 より


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