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ドレスシューズには、さまざまなスタイルがあり、それぞれ特色と個性がある。ここでは、知っておきたいドレスシューズのスタイルを取り上げ解説する。
Cap Toe Derby
キャップトウダービー
トウキャップが配されたダービーのスタイル。かつてブーツが紳士靴の中心だった時代に、ダービーブーツは作業や野外活動に合った靴と捕らえられていた。トウキャップは、労働やスポーツ、戦闘などのハードな環境において足をより防護する目的nで配されることが多かった。短靴の時代となって、キャップトウダービーはかつてのダービーブーツのギア性を色濃く残すスタイルといいえる。現在でもミリタリーやワークシューズに採用される形でもある。
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1. ブローグかスティッチか。
現在このスタイルが作業や野外活動の靴に選ばれることは少ないが、その源流を感じさせる仕様として、キャップエンドのブローグや3本のステッチなどのディテールが採用されることがある。
2. カジュアル感強めのキャップトウ。
通常キャップトウのスタイルはドレスの印象が色濃いが、キャップトウダービーの場合には、カジュアル感が強い靴が多く見られる。それもまたこのスタイルの源流と関係しているかもしれない。
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JOSEPH CHEANEY
STANFORD
英国クレイトン社のバーガンディーカラーのコードヴァンを使ったキャップトウダービー。ソールはダイナイトソール。
¥145,000(アマソン Amazon.co.jp/Fashion)
photographs_Takao Ohta
text_Yukihiro Sugawara
◯LAST issue11 特集「いま、知っておきたいドレススーズのスタイル。」より抜粋。