知っておきたい、ドレスシューズのスタイル。【24】チャッカブーツ

ドレスシューズには、さまざまなスタイルがあり、それぞれ特色と個性がある。ここでは、知っておきたいドレスシューズのスタイルを取り上げ解説する。


Chukka Boots

チャッカブーツ

くるぶし付近まである左右の羽根を靴の中央上部にて、2〜3個のアイレットで、紐で締めるダービータイプの構造を持ったシンプルなブーツスタイル。その名の語源はポロ競技の時間の単位といわれ、ポロに関連したスタイルとされるが、明確ではない。そしてこのスタイルもまた、ウィンザー公が着用することによって世界に広がったといわれている。現在は英国のシューズメーカーはもちろん、世界各国でつくられている人気のスタイルである。

1. アイレットは2か3か。

このスタイルでは、アイレットは2個(合計4個)か3個(合計6個)か、各シューズメーカー、またはこのスタイルを好む人の間で意見が分かれる。3個は締めた際安定感があるが、2個のほうがシンプルな印象。

2. アッパーはさまざま。

アッパー素材のバリエーションが多いのもこのスタイルの特徴。カーフやコードヴァン、スエードやヌバック、または革ではないファブリックなども使われる。またライニング(裏地)のない仕様も見られる。

JOSEPH CHEANEY
CROWFIELD
英国クレイトン社のバーガンディーコードヴァンを使ったチャッカ—ブーツ。ソールはダブルソール。
¥145,000(ジョセフ チーニー/BRITISH MADE 青山本店 tel.03-5466-3445)


photographs_Takao Ohta
text_Yukihiro Sugawara
◯LAST issue11 特集「いま、知っておきたいドレススーズのスタイル。」より抜粋。

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