現代のベーシックを再考する。03. Church’s

ライフスタイルの変化や時代の経過の中で、変わることなく輝き放ち続ける靴。そんな現代のマスターピースをピックアップした。

Church’s
CHETWYND

英国高級既製靴のイメージを今に伝える存在。

「サスピシャス(疑惑の)スクエア」と称する人もいるトウとブローギングのカントリー感の組み合わせいままた新鮮。フランネルやツイードといった英国らしい素材との相性もいい。

 現在はプラダグループ傘下のシューズブランドとして、コンテンポラリーな魅力を備えたシーズンコレクションや、さらにスタッズを配したウィメンズシューズなども展開しているチャーチ。同ブランドは1873年創業の長い歴史を持ち、1960年代から70年代にかけて積極的に海外進出を行って、英国製の高級紳士靴というイメージを世界に知らしめた先駆け的存在でもあった。かつては「73」、現在はその進化形である「173」ラストを使ったモデル、「コンサル」「ディプロマット」そしてこの「チェットウィンド」はまさにそのイメージを担う存在。ラウンドとスクエアの中間のようなトウシェイプと、しっかりと穿たれた印象のブローグの組み合わせは、実に英国靴らしい存在感だ。

FRONT
REAR
EYE-LEVEL
Data
ブランドチャーチ
モデルチェットウィンド
展開アッパーカーフレザー(ブラック)ほか
ソールグッドイヤーウェルテッド製法、レザーソール
展開サイズ5〜13 ※色や素材で違いあり
価格¥88,000

information contact
チャーチ 表参道店 tel.03-3486-1801


photographs_Takao Ohta
styling_Tomohiro Saito
text_Yukihiro Sugawara
○雑誌『LAST』 issue.17 「現代のベーシックを再考する。」より抜粋。

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