ドレスシューズには、さまざまなスタイルがあり、それぞれ特色と個性がある。ここでは、知っておきたいドレスシューズのスタイルを取り上げ解説する。
Punched Cap Toe Oxford
パンチド キャップ トゥ オックスフォード
トウキャップのエンド部に、パーフォレーション(穴飾り)が帯状に配されたスタイル。この帯状のパーフォレーション以外には、穴飾りはあまり配されない(レースステイに配される場合はある)。パーフォレーションは小穴と大穴の組み合わせが円状でない場合もあり、その際は雰囲気が大きく異なる。キャップトウオックスフォードよりもやや華やかなドレスシューズとして、幅広く装われるスタイルである。
1. フォーマル性とエレガンス。
パンチドキャップトウは、キャップトウオックスフォードよりも華やかさやエレガント感が優るとも。一方で極力少ない穴飾りでフォーマルな雰囲気を残し、ビジネスシーンにおいても履きやすい。
2. パーフォレーションにより大きく変化。
キャップ基部のパーフォレーションは穴の配し方や形状で靴の雰囲気が大きく変わる。小丸穴2×大丸穴1のパターンがオーセンティックだが、小さい穴のみだと古風で繊細な印象に。菱形などの場合もある。
JOHN LOBB
PHILIP Ⅱ
レースステイに配された小穴のパーフォレーションが程よいアクセント。ラストはアーモンドトウの No.7000。
¥230,000(ジョン ロブ / ジョン ロブ ジャパン tel.03-6267-6010)
photographs_Takao Ohta
text_Yukihiro Sugawara
◯LAST issue11 特集「いま、知っておきたいドレススーズのスタイル。」より抜粋。