
ライフスタイルの変化や時代の経過の中で、変わることなく輝き放ち続ける靴。そんな現代のマスターピースをピックアップした。
JOHN LOBB
PHILIP Ⅱ
ビスポーク由来の、ドレスシューズの代表格。

1985年に、それまでビスポークの人気モデルだった、パンチドキャップオックスフォードスタイルが、「PHILIP」という名で既製靴として登場。当初はラウンドトウラストNo.8695を使ったクラシックラインとして展開された。その後2001年に、スマートなエッグトウのラストNo.7000を採用した「PHILIP Ⅱ」がプレステージラインとして登場。現在に至っている。レース側にブローギングを配したキャップを持つ、英国靴の典型的スタイルだが、他はレース部のシングルホールのパーフォレーションのみ、さらにシームレスヒールとの組み合わせで、クラシックドレスシューズにおけるミニマルな美しさを具現化しているといえる。日本限定でスエードモデルも展開していて、写真のオックスフォードカーフとはまた違った存在感を備えている。



| Data | |
|---|---|
| ブランド | ジョンロブ |
| モデル | フィリップ 2 |
| 展開アッパー | オックスフォードカーフ(ブラック)、スエード(ブラック、ダークブラウン) |
| ソール | グッドイヤーウェルテッド製法、レザーソール |
| 展開サイズ | 5〜12 |
| 価格 | ¥240,000(シューツリー付属) |
information contact
ジョンロブ ジャパン tel.03-6267-6010
photographs_Takao Ohta
styling_Tomohiro Saito
text_Yukihiro Sugawara
○雑誌『LAST』 issue.17 「現代のベーシックを再考する。」より抜粋。


