何かと話題の靴磨き。そのスタートとして、基礎となりまた発展性あるセットを選びたい。
日本全国で数多くのシューシャイナー(靴磨き職人)が活動する昨今。本格的な革靴を手にしたなら、靴磨きもある程度自身でできるようにしたいところ。そこでお薦めは、シューケアブランドが展開しているセットだ。中でも、1920年にフランスで誕生したシューケア・レザーケアブランドの老舗『サフィール』の、『サフィール ノワール』より販売されている「デラックスシューシャインセット」は、ケアと磨きの基礎を修得するのにうってつけだ。
ビーズワックスやカルナバワックス、そしてシアバターを配合した「クレム1925」は、革に栄養や柔軟性とともに、美しい光沢をもたらす。靴クリームを塗リこむためのアプライブラシや、クリームを均等にのばし革に浸透させるのを助けるブリストル(豚毛)ブラシは、ブラックとニュートラル2色の「クレム1925」にあわせて2セット同梱している。このセットを起点に、ワックスやブラシなどを加えることで、本格的な靴磨きに発展することもできる。
コットン100%で、革を痛めない柔らかなフランネルのクロス。靴の汚れ落としからクリームの塗り込み、さらにクリームの拭き取りや磨きまで、幅広く使える。
『サフィール ノワール』の代表的靴クリーム。ビーズワックスやカルナバワックス、シアバターなどが配合された、ツヤが出やすい油性のクリーム。汎用性が高いブラックとニュートラルがセット。
クリームを少量とって素早く靴に塗っていくのに最適な小型の豚毛ブラシ。こちらも2色のクリームにあわせて2 本がセット。
photographs_Takao Ohta
〇 雑誌『LAST』issue.20/革靴のトリセツ より
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