日本の豊かな靴文化に呼応するオリジナリティ溢れるプロジェクト。独自の素材とスタイル、さまざまな靴を実現する技術。
2020年に、『スコッチグレイン』が中心となり、靴磨き職人(当時)の佐藤我久氏とシューケア用品の『コロンブス』、そして姫路の老舗タンナー『山陽』がコラボレーションした「山陽×GAKU」プロジェクト。それはシューシャインの隆盛を踏まえた、今日的な革靴のありようを提示している。
スコッチグレイン×コロンブス×山陽×靴磨き職人 「山陽×GAKU」
『スコッチグレイン』で使われる革を長年手がけてきた『山陽』は、「靴磨き職人が磨きたくなる革」として、吟味した革を染色後寝かして質感を高めた「熟成革」を開発。さらにその革を使った靴に適した靴クリームを、佐藤氏の監修のもと『コロンブス』が実現している。各エキスパートの叡智が実現したふたつのプロダクト、ぜひ併せて味わってみたい。
スコッチグレイン直営店が提案する限定モデル「ショップスタイル」
そして今季は、4つの直営店が提案する限定モデル「ショップスタイル」も展開。いずれもフランス・アノネイ社の「ベガノ」、ダークブラウンカラーの革をアッパーに使っているが、デザインや醸し出す雰囲気がショップによって実にさまざま。個性あるスタイルも楽しめる。
2月に発表された銀座本店限定モデルのエプロンフロントダービー。EEEのラウンドトウ木型を採用し、広めにとられたエプロン部が特徴。適度なカジュアル感で、幅広い着こなしで活躍しそう。▷¥47,300(税込)
3月に発表された、ecute上野店限定モデルのパンチドキャップトウオックスフォード。シングルEのスマートなスクエアトウの木型を使用し、ソール側面はヤハズ仕上げになっている。▷¥47,300(税込)
4月に発表された大阪店限定モデルのフルブローグオックスフォード。シングルEのスマートなラウンドトウ木型を使い、ソール側面はヤハズ仕上げになっている。エレガントな存在感だ。▷¥47,300(税込)
東京ソラマチ店限定モデルは5月26日発売予定。今回の「ショップスタイル」の結びとして個性あるスタイルが期待される。なお、各店舗の限定モデルは対象4店であれば他店舗のものもお取り寄せ可能。
photographs_Takao Ohta
〇 雑誌『LAST』 issue.20 より
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スコッチグレイン銀座本店
tel:03-3543-4192