高品質な革を使用したスコッチグレインのドレスシューズ
革靴の魅力を左右する、革の品質。中でもソールの素材は、革靴のギアとしてのパフォーマンスにも関わってくる。来春『スコッチグレイン』には、フランスの老舗タナリー・バスタン(Bastin & Fils)製オークバークベンズを底材に採用したドレスシューズが登場。
このタナリーはまた、仏『ジェイエムウエストン』のソール用の革を手がけていることでも知られている。約18ヶ月間オークピット(槽)で寝かせることで組織が緊密となった革は、プレスがかけられ、堅牢かつ上質な素材となる。靴を長く愛用したい人に、大きな喜びをもたらす革といえるだろう。
その一方で、カジュアルなチロリアンスタイルのアッパーに使われているのは、スエードで知られる英国C・F・ステッド社の「リージェンシーカーフ」。ナチュラルワックスとハンドフィニッシュで仕上げられたその革は、表面の豊かな表情が魅力。これもまた、エイジングが楽しみな靴といえる。
●LAST issue.25より
photographs_Takao Ohta, styling_Tomohiro Saito
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スコッチグレイン銀座本店
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