
ライフスタイルの変化や時代の経過の中で、変わることなく輝き放ち続ける靴。そんな現代のマスターピースをピックアップした。
JOSEPH CHEANEY
CAIRNGORM Ⅱ R
カントリー&ミリタリーという新たな英国性。

いえるクラシックなディテール。ソールにはITSHIDEコマンドソールを採用している。
かつてはチャーチの兄弟ブランドとして知られていた『ジョセフチーニー』。現在はチャーチのオーナーだったチャーチ・ファミリーが経営に携わり、かつてよりも英国性を強く感じさせる靴づくりを行っている。それが端的に感じられるモデルがこの「ケンゴン 2 R」。かつて英国軍にも提供されており、75年以上の歴史を持つミリタリーラスト「4436」を使用し、防水性を狙ってアッパーをウェルトの上に被せるように縫製する「ヴェルトショーン製法」を採用したこの靴は、ミリタリーの質実剛健さと、英国紳士のひとつの流れであるカントリーシューズ双方の個性を組み合わせた、英国靴の新たなカジュアルスタイルを提示している。アッパーに使ったグレインレザーは、バーガンディカラーとブラックカラーで大きく印象が変わる。



| Data | |
|---|---|
| ブランド | ジョセフ チーニー | 
| モデル | ケンゴン 2 R | 
| 展開アッパー | グレインレザー(ブラック、バーガンディ) | 
| ソール | グッドイヤーウェルテッド製法、コマンドソール(ラバーソール) | 
| 展開サイズ | 5〜11 | 
| 価格 | ¥71,000 | 
information contact
BRITISH MADE 銀座店 tel.03-6263-9955
photographs_Takao Ohta
styling_Tomohiro Saito
text_Yukihiro Sugawara
○雑誌『LAST』 issue.17 「現代のベーシックを再考する。」より抜粋。

 
  
  
  
  
