『Perfetto(ペルフェット)』 緻密な日本の靴づくりを反映したドレスシューズ

千葉・松戸を拠点とするシューズメーカーの自社ブランド『ペルフェット』。

グッドイヤーウェルテッド製法をベースとして、熟練のワーカーによる丁寧な作業を経て生み出される靴は、緻密かつしっかりとしたつくりで定評がある。松戸のファクトリーでは主に底付けの作業が行われているが、つり込みや出し縫い、さらにソールの仕上げなど、各工程で手による作業を交えながら、靴づくりを行う様子が見られた。

同ブランドからは、豊かな質感を備えた革を活かす、シンプルなスタイルのモデルが多く登場している。鮮やかな色合いの革を贅沢に使ったチェルシーブーツはその好例といえる。いずれのモデルもオーセンティックな紳士靴でありながらも、同ブランドならではの存在感が感じられる。

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美しく色付けされた革を、大きく贅沢に使ったチェルシーブーツ。木型の形状をしっかりと反映したシルエットに、丁寧な靴づくりが窺える。ライトブラウンとバーガンディを展開。▷各 ¥53,000
(左)アウトソールを出し縫いするところを、手作業でチャネル起こししている。こうした手の仕事が随所に見られる。(右)出し縫いの様子。適切なスピードで、均等なステッチピッチで縫われている。これも熟練の作業。
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木型の形状をフォローするようなモカステッチが際立つラウンドトウのドレスローファー。アッパーには仏アノネイ社のレザー、ソールはヴィブラム社のラバーソールを使用している。▷ ¥43,000
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ムラ感のあるバーガンディカラーの革を使ったプレーンダービー。オーセンティックなスタイルがひと味違った魅力を備えている。レースステイからトップラインはレベルソ仕立て。▷¥53,000
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ヴァンプラインとヒールカウンターのラインの繋がりが独特なパンチドキャップオックスフォード。アッパーには仏アノネイ社のレザーソールはヴィブラム社のラバーソールを使用している。▷ ¥43,000
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茄子紺といえそうな、独特な色あいの革を、ワンピースで使った靴。革の表情をもっとも活かせるスタイルだ。シャープなスクエアトウの木型を使って、エレガントな雰囲気に。▷ ¥53,000

photographs_Takao Ohta, Kazuhiro Shiraishi

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ビナセーコー
tel:047-393-8080

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