ドレスシューズづくりの老舗マドラスと、スポーツ用品メーカーのミズノとのコラボレーション。2019年よりスタートした注目の本プロジェクトにおいて、2020年にはコラボレーション第2弾を発売。より高い快適性を実現させたレザーシューズは、靴に対する信頼性を向上させた。
安定性とクッション性を実現したレザーシューズの新機軸。
革靴とパフォーマンスシューズとの出合い。女性識者にも聞いてみた。
Q. 活動的で快適な革靴を履く男性像とは?
Mana Kawamura
靴磨き職人。一般企業にて勤務後、イタリアの女性靴磨き職人ロザリーナ・ダッラーゴの影響で靴磨きを志す。名古屋の靴磨きサロン『GAKU PLUS』にて修業し、現在は東京・自由が丘の『GAKU PLUS TOKYO』の店主として活動している。
Momoko Katsuragawa
画家。独学で油絵を学び、数々のコンクールで入選する。アパレルデザイナーを経て2015年より画家として本格的に独立。アートディレクションやライブペイントなども手がける。今回、madras Walk MIZUNO SELECT にペイントした作品を発表している。
「顔。靴はそれくらい与える印象が変わる大事なアイテムだと思います。その靴が高価なものか、ではなく自分と合っているかどうか良く理解して選んでいるかが大事だと思います」
男性にとって靴とは、という問いに対し、靴磨き職人の河村真菜さんはこのように回答した。またアーティストの桂川桃子さんは「どんなにファッションを気にかけていても、靴が汚れていると気になります」とコメント。彼女たちの言葉からわかることは、私たち男性が考えている以上に、女性たちは男性の靴を見、その佇まいから着用者の情報を看取しているということだ。そして、それは決して高級な靴を履いているかどうかではなく、もっと根源的な、自身で靴を選び、信頼や確信をもって履いているかということを、彼女たちは見抜いているのだ。
靴に対する信頼、それは、履くことで自身が活動的になり、同時に身体的・心理的な安定を得ることである。そこで、どのような靴を選ぶか。現代ならば「快適性」、さらには「健康」という要素が加味されるのではないだろうか。パフォーマンスを追求するスポーツ現場の知見を、ドレスシューズに盛り込んでいくことは、そんな現代の要請に対するごく自然な、そして必要な考え方かもしれない。今回第二弾となる、スポーツ用品メーカーのミズノと、ドレスシューズづくりの老舗マドラスとのコラボレーション。スポーティなレースアップとカジュアルなスリップオンの2種の靴は、時代が靴に求める信頼を、具現化しているといえる。
photographs_Toru Oshima
styling_Tomohiro Saito
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マドラス お客様相談室
tel:0120-30-4192